42.195km

久しぶりにレポ。
第32回河口湖マラソンについて。
長文だわ。


去年に引き続き今年もメロンの4人がお呼ばれされたので
もちろんみんなで参加(^o^)v
ただ去年と同じファンランじゃ芸がないので
フルマラソンにチャレンジすることにしました。
7月の終わりから始めた練習。
シンスプリントですぐにダウン。
8月は暑いので控えめ。
9月はメロンライブのため平日に少ししか走れず。
10月は名古屋でもらってきたマサオ菌によるカゼが1ヶ月も続く。
と、思い通りの練習ができずに本番を迎える。
カーボローディングだけはバッチリだけどね。
あきらめ半分、不安半分。楽しみはゼロw



ではではまずは11/25(土)の前夜祭から。
はやりの(?)箇条書きスタイルで。

南柏発8:45。
・途中あらきちゃんと合流してしんのすけカーの待つ南浦和
・駅前のロータリーにとめてあるしんのすけカーの近くの植込みにエロDVD発見
・こんなところに捨てるなよ、しんのすけ
・ヨコワケ氏合流
・またできなかったってさ
・6年のブランクは大きいらしいww
・RJ合流
totoBig購入できず
・第一目的地である談合坂PAに到着
・去年と同じ偶然を期待
・abekoさんを探す
・abekoさんにあえればその後でメロンにもあえるという伝説
・もはやabekoヲタw
・いた!
・と思ったらつっちーとかpgr
・ひろにぃが駅まで迎えにこいとのこと
・駅からホテルなんてすぐじゃないのさ
・ひろにぃ寂しがり屋だねひろにぃ
・ホテル着
・二人部屋×3
・あらきちゃんと同部屋で一安心ww
・ホテルから河口湖までは去年同様大渋滞
・やっとこさ到着
・ロベ軍団(そんなのはないらしい)と合流
・甚ちゃその後ろを確保
・ソウルでの話を聞く
・エヘヘ
・前夜祭開始
・ヒトちょーかわいい
・甚ちゃそとニセ織田裕二(山本高広)に向かって「足みじけーなーあいつ」
・青人到着、カオール!
・今年もヨコワケさんもどき発見w
・終了
・完走セット購入
・甚ちゃそ結婚式のためこれから帰省
・今年も小作にてほうとう
・またもやつっちーとかpgr
・abekoさんどこー?
・食い終わったらabekoさん登場
・遅いよ・・・
・いろいろと購入してホテル到着
・なぜかうちらの部屋に集合
・RJの愛煙家っぷりにヨコワケさんが憤るw
・どうやらソウルでできた流れらしい
・4時半起床なので早めに就寝



とこんな感じでした。
ではではついに本番当日。こちらは普通に。



4時半起床。
とうとうこの日が来てしまった。
もう逃げられないのはわかってるので観念して朝食。
パンケーキ・大福・ザバスエナジーゼリーその1。
ホテルを後にして河口湖に向かう。
できることならこのまま帰りたいといまさらながら思ったなぁ。
会場に到着後、荷物預かり所に移動。
ここでしばらくは待機してましたが、
周りは本格的なランナーばかりでちょっとアウェーモードww
トイレいったりザバスエナジーゼリーその2とバナナ食ったり
サロメチール塗ったりしてたらあっという間に時間がなくなる。
去年と比べてちょっぴりばたばたモードでスタート地点に向かう。
手袋(軍手)忘れて取りに戻ったのでさらにばたばた。
サロメチール塗り放題ブースでひろにぃ&あらきちゃんと再合流。
いよいよ時間。
と、ここでひろにぃからソウルでの話を聞く。
どうやらずっと黙っていたらしいけど、、、
エヘヘだね。
でも気持ちを昂ぶらせてくれようとしたみたいだけどさぁ、
逆効果だよ(^o^;)
無性にヒトにあいたくなっ ちまったジャマイカ
その言葉を力に変えるべくムリヤリに気持ちを切り替えるために、
いざ一人ぼっちのスタートラインへ向かう。
ここからスタートするまで10分以上あったんだけどさぁ、
不安だったねぇ、ホントに。
なんでこんなところにいるんだろうとか
このチャレンジってなんか意味があるのかなぁとか。
そんな気持ちのままのスタート。
不思議なもので一歩でも走り出したら気持ちが切り替わったよ。
まずはペースランナーを探す。
自分の力じゃペースなんてつかめないからね。
帽子の先に風船がついてるのがペースランナー。
発見した。
でもどうやら5時間のペースランナー。
ここについていこうかと悩む。

実はフルを走るにあたって、目標ってのに困ってました。
生きて帰ってくるってのが最低の目標なんだけど、、その他に
1.4時間半(7:30スタートなので午前中に帰ってくるという”てい”)
2.4時間以内(俗に言う「サブフォー」)
とあってね。
さすがに2は無謀だとは思ってたんだけど、、
アップもしてないのになんか妙に足が軽くてね。
前半で飛ばすなと何度もアドバイスを受けてましたが、
5時間のペースランナーについていって
後から飛ばして4時間でゴールなんてありえないだろうと。
ここで落ち着いちゃったら4時間という目標をスタート直後にして捨てることになる。
"迷ったら、逝け!"
どこぞの宗教まがいの教団の団長さんの言葉を思い出し(^o^;)
突き進むことに決定(^o^)

ということで5時間のペースランナーとは決別。
4時間のペースランナーを探すことに。
風船が目印なのでわかりやすいけど、、結構離れてるpgr
まぁちょっとずつ近づいていくことに。
ゆるくて長い直線の坂の途中で合流。
この集団には前夜祭にも出てた福田六花さんがいるんだよね。
この方も4時間のペースメーカー。
この人についていくことに決定。



練習で走ってたときって
何キロ走ったとかの距離がわからないから
ペースってのが全然わからなかったんだよね。
本番で初めて4時間のペースを体験したんだけど
それほど速くはない。
でもこのペースで何時間も走ったことは無い。
どこまで持つかわからないけどやれるところまでやろうと決めました。



ゆるくて長い直線を折り返すと、
遅れてのスタートとなる27kmやファンランの人とすれちがう。
ヒトいないかなぁ、しばこいないかなぁ、めぐいないかなぁ、
ヲタモダチいないかなぁとキョロキョロしながら走る。
走ってるってことから意識をそらそうとするという意味合いもあってね。
でも、、全然みつからない。
ようやく最後の最後でRJを発見。
一人じゃないってことを思い出し、気持ち充実。
RJもたまには役立つんだね(^o^;)


10km走ったら河口湖大橋のふもと。
ファンランは橋を渡らずにここでコースが変わる。
なのでここから先は未知の道。
今のところ疲れはまったく無い。
でも後半にそなえザバスエネルキーゼリーをチューチュー。
ペースランナーの周りって人が集まるんだけど
この時点でそんなことしてるのは自分だけとかpgr
つーか自分みたいにウエストポーチぶら下げてる人は少ないし
さらにはバナナだなんだとまるでピクニックにでも行くのかっつうぐらいな
大きなウエストポーチは自分だけw


ペースとしては大体5kmを27分台で刻む感じ。
5kmごとにペースランナーが教えてくれる。
自分もスプリットは計ったんだけど、
見方がわかんない(^o^;)


ハーフの時点で1時間57分うん秒。
4時間をちょっと切るペース。
この時点でも疲れはなし。
それどころか37,8kmで飛ばそうかななんて恐れ多い考えもチラホラ・・・・
バカだねぇ。


あ、ちなみに紅葉が1週間遅れてて今がいい時期だなんて六花さんが前夜祭で言ってたけど
そんなもの見てる余裕はまったくありません。
ついていくことで精一杯。
六花さんは周りの人と会話までして余裕でしたけれどね。
ボクにもちらちら視線をくれ、なにか話しかけてきそうでしたけど
それを察知したらすぐに後方に引っ込むという技を何度も見せました。
景色すら楽しむ余裕が無いのに会話なんて到底ムリですので。



河口湖畔は片側一車線だけで走るので
周りの人と何度もぶつかりますが
メロンのライブとは違うっつーことでぶつかるたびに謝っときました。
左右は別に影響ないんだけど前後がちょっと影響あるんだよね。
前の人にぶつかりそうになるとちょっとブレーキかけなきゃならないからね。
その微妙なペースの上げ下げがつらいねぇ・・・
あとは給水もね。
ペースランナーの人たちって給水所でもペース落とさないんだよ。
こっちは水だの、スポーツドリンクだの、タブレットだのの確保で大変なのに
いざ確保できたらもう20mぐらい離されちゃう。
で、ペース上げて追いつく。
給水所ではこれの繰り返し。
なんだかんだで一定のペースで走ってたってわけじゃないんだよねぇ。。



さて初めて走る河口湖畔も終わってしまい2周目に突入。
次にここに来る時はゴールかぁとかなり早くに感傷に浸っていると
ついにやってきた。
25km過ぎて2回目の河口湖大橋に差し掛かった時。



左足から危険信号を感知。


なに筋っつうの?腿の表側。
まずはここ。
一度でちゃうと続々とやってくる。
左足ふくらはきからも腿裏からも右足からも。


それでも無視して走ってたんだけど、、、
27,8kmぐらいかなぁ、右手に学校があったのを通過したあたりで失速。
ちょっと失速するとダメだね。
いままでずっと近くで見てきたペースランナーの風船、六花さんのもじゃ頭が
みるみる離れていく。



あぁこれで4時間はムリか・・・



ちょっとでもペースが落ちると一気に落ちる。
加えて足の痛みも加速。
もう走ってられなくなる。
とりあえず止まって屈伸。
でもすぐに進もうとする。
進めない。
まともに走れない。
でも進みたい。
歩く。
歩きならいける。



少し休憩してサロメチール塗ったりしてから進めばよかったんじゃないかと
今は思うけど、
その時は少しでも進もうとしてた。
これは4時間はムリでも1分1秒でも早くゴールしたいっつう前向きな気持ちじゃなくて
5時間のペースランナーにも抜かされてしまうのではという恐怖感。
のちに35kmの距離表示を見たときにわかるのだけれど
実際は5時間ペースにはまだまだ貯金があったんだけどね。
でもその時は後ろを振り返りながら逃げるように前に進んだね。



歩いて、
ちょっと走って、
また歩いて。



こんなことを最後までしなきゃならないのはバカらしいと思った。
もう覚悟を決めることにする。
30km〜35kmまでは捨てる。
この5kmでは無理せず歩き、少しでも回復させる。
で35km過ぎたらまた走る。
その方が最終的なタイムは良いはずだと思った。


でもね。
そんなの長いこと持つわけが無い。
次々に抜かれてくと5時間のペースランナーに抜かれる恐怖感はすぐによみがえる。


またムリをする。
走る。


すると、



ついにきた。



左足腿裏がつる。


立ってられないので路肩に倒れこむ。
さするしかできない。
誰も助けてくれない。
100mぐらい先には給水所が見えてるんだけどね。



一人ぼっち。



この時はホントに孤独だった。
どうすればよくなるのかもわからずただ治まるのを待つだけ。
棄権もよぎったけどさすがにそれだけはしたくない。


なんとか立ち上がりとりあえず給水所を目指してゆっくりと歩く。
給水所になにを求めてたんだろうね。
人がいるからかなぁ。


給水所の人にがんばれと声をかけられた。
そこで思い出したよ。ヒトのことを。みんなのことを。メロンのことを。



やらなきゃいけない。
進まなきゃいけない。
待っていてくれる人達がいるから。


走れないなら歩く。
腕を大きく振ってムリヤリに足を前に出させる。
ちょっとでも走れたら走る。


幸いにもまだ4時間半という目標が残ってたのでこれを目指して進む。
給水所過ぎてすぐの35kmの表示板に書いてある参考タイムを見て
5時間という恐怖感はなくなる。
もう前だけ見てればいい。


ペースなんてまったくわからないけど
とりあえずの早歩き。
足はぼろぼろだけど気持ちだけは折れていない。



残り5kmぐらいだったかな?
腕を振って足をひきずってなんとか進んでいると、、、



自転車にのった見覚えのある人がいる。
しんのすけと室長だ!!


ゴールした後に自転車借りて探しに来てくれたんだってさ。
てっきり閉会式でイヤッホイなんてやってるのかと思ってたのに。。



うれしいよ。



でも



情けない。
どうせなら颯爽と走ってる姿を見せたかったなぁ。
でも仕方ない。
今の自分にできるのはこれだけ。
できることを最後までやりぬく。


みんなちゃんとゴールしてヒトもゴールしたという話を聞くと
気力みなぎる。
4時間半はきるぞ。



のちにひろにぃ、あらきちゃん、RJも合流。
5台の自転車と併走(併歩)。
心強いよ。
4時間半に向けて最後のスパート。
といっても歩き中心だけどね。
ちょっと無理して走ったらまたつっちゃった。。。
まぁさっきほどじゃなかったので立ったまま回復。



残り1km。
なんとか4時間半には間に合いそう。
1分でも1秒でも早くゴールしたい。


でもね5人に支えられてると思うと
なんだかいつまでもこうやっていたい気持ちにもなった。
”逆に”ねw
終わるのが寂しくも感じる。
あったかかったぞ。みんな。



最後は自転車は乗り入れられないのでゴールは一人。



4時間28分56秒。



間に合った。午前中に帰ってこれたよ。



足をさすっていたら救護の人に救護室に連れて行かれそうになる。
友達くるまで待っててとわがままを言ってると
自転車をおりたみんながちょうど来た。
間に合ったことを告げるとすぐに連れて行かれる。
もうちょっとゴールの感動を味わいたかったのに。
でもマッサージとかしてくれるならそれはそれでええやんなので
素直について行く。
で救護室でされたことは、、、



サロメチールを渡されただけw



1本使い切っちゃっていいよだってさ
なんだそれ。


でも確かに効くんだな、これが。
途端に軽くなる。
レース中にやってればよかったよ。
ちょっと回復したら気持ちはヒトに。
閉会式中のヒトに早く報告したい。
挨拶もそこそこに救護室をでて完走Tシャツもらって閉会式場に。
いた。
エヘヘ。
もう着替えてるんだ。



閉会式参加中のロベ軍団(そんなのはないらしい)とも合流。
みんな気にしてくれていたみたいで
なんだか今日はVIP気分。



で、ヒトへの報告。
ビデオを構えたしんのすけの横で完走Tシャツ掲げて壇上のヒトにアピール。
気付いてくれたのでついでに完走タイムをジェスチャーで。
うんうんなんてうなづいていたけど
さすがに伝わってないだろうね(^o^;)
まぁ無事に帰ってきたことを見せられたので良しとします。
もうこれで思い残しはない。



うそ。
実はまだ最後のイベントが残っている。
それは、



完走Tシャツをヒトにあげること。



体のケアをしながらそのタイミングを待つ。
食べるもの食べたり、
ストレッチという名のあらきちゃんによるいじめを受けながら。
ひろにぃもヒトになんかあげるらしいので
この人の動きを見てれば大丈夫だろうとw
すると、壇上からメロンがはける。
ひろにぃが動くww
いまなのか??
完走Tシャツもってあとに続く。



平野さん発見!


ひろにぃが話しかけながらなにかを渡す。
オレもTシャツを差し出してみる。
ひったくられたpgr
これが何かも言ってないし
そもそも誰にあげてくれとも言ってないんですけどー。


あわてて、これは完走Tシャツでこれをヒトにあげてくれと伝えると
平野さん驚きの表情。
するとその後ろをメロンが通っていくではないか。


これはチャンスだろ。
平野さんから完走Tシャツをひったくり
「はい、これ完走Tシャツ」と言ってヒトにわたす。



ノノ " З.")<え?いいの?
(し_み;)<うん。
ノノ " З.")<42kmでしょ?いいの?



みたいなやり取りが何度か繰り返される。
快くもらってくれたよ。
つーか本人に直接手渡しできるとは思わなかったよ。
これにてイベントは終了。



エヘヘ。



嬉しいね。
ホントに嬉しいや。
フル走るぞって決めた時から思い描いていたことが出来たからね。
完走したことよりこっちのほうが達成感は大きいね。



もちろん完走したことにも達成感はあるよ。
4時間半という目標はなんとか達成できたからね。
ただ、、やっぱり4時間切れなかったのが心に引っかかってはいる。



これだけは確かにしておきたいんだ。
完走できたのはみんなのおかげ。
4時間切れなかったのは自分の弱さ。



しっかりと練習してないくせに4時間なんて切れるわけないとは思うけど
途中まではついていけてたからね。
離されてしまったのは弱さ。
もうあと何キロ、いや何百メートル、いや何十メートルかは
ついていけたんじゃないのか。
離された地点ってのがホントに限界だったのか。
そうではないと思う。
まだついて行けたはず。
それが離されてしまったのはやっぱり自分の弱さ。
情けないと思ってます。



みんなには本当に感謝です。
まさかチャリで来てくれるとはまったく想像してなかったよ。
颯爽と走る姿を見せれれば良かったんだけどねぇ。
でもあったかい気持ちになれたし、ホントに心強かった。
ツラくてもいいからまだまだあのまま歩いてたかったなぁ。
うん。感謝です。
さらにしんのすけには行き帰りとも運転&帰りは南柏までと
世話になりっぱなし。ありがとう。
まぁ一人ひとりは省こうか。キリないので。
ヨコワケさんも違う部屋になってくれてありがとうとかねww



ロベ軍団(そんなのはないらしい)にも本当に感謝。
ソウルでの握手会とかでわざわざぼくがフルを走ることを伝えてくれてたり
ソウルでのことをギリギリまで黙っていてくれたり
思いつきでのチャレンジなのに
ここまで気にしてもらっちゃって、
本当にありがとう。



あとはヒト。メロン。
これは省くよ。
キモくなるからww
3人とも11km完走したんでしょ。
すごいよね。
この人達にはいつも刺激をもらってます。
なんど感謝してもし足りないです。




だもんでね。
余計に情けなさが増すんだよ。
自分の弱さが目につくんだよ。
あいつ4時間切ったぜなんて言えるようだったらもっと格好ついたのにね。
申し訳ないです。




河口湖マラソンから3日経って
ようやく筋肉痛もピークを超えてきました。
階段も手摺を使わずにあるけるくらいまでにはなりました。
筋肉痛は抜けちゃうけど
悔しさは消えない。
でもやり遂げた気持ちは強くなってはきてる。
だってそもそもみんなの支えがなかったら
完走すらできなかったんだろうし。
4時間28分というのが今の力なんだろうね。



いつか4時間切りたい。
まぁそんなに大それた目標ではないだろう。
次回の河口湖マラソンなのかな?



そしていつか


ヒトと一緒に走りたい。



人生もねpgr